FAQ

知ってナットク革の正しい知識 FAQ

革って何?

Q1. 革は動物を殺して作っているの?
革は、お肉をいただいたあとに残る「皮」を使って作られます。
革のためだけに動物を育てているわけではありません。
もし皮を使わずに処分すると、焼却や埋め立てが必要になります。
革は、こうした皮を無駄なく活用する素材のひとつと考えられています

Q2. 「皮」と「革」はどう違うの?
「皮」は動物から取れたままの状態で、そのままだとすぐに腐ってしまいます。
「革」は、その皮に「なめし」という加工をして、丈夫で長く使える素材に変えたものです。
同じ“かわ”でも、中身は大きく違います。
なお、「皮革(ひかく)」という言葉は、「皮」と「革」をまとめて表す言葉です。

Q3. なめしってなに?
なめしは、皮の中にあるコラーゲンというたんぱく質の構造を安定させる工程です。
植物の成分や特別な薬剤を使って、腐りにくく、丈夫でやわらかい素材にします。
この工程があるからこそ、バッグや靴として何年も使えるようになります。

Q4. 革は天然素材なの?
革はもともと動物の皮からできているため、天然由来の素材です。
ただし、そのままでは使えないため、加工をして製品になります。
自然の恵みを、人の技術で使いやすくした素材といえます。

環境に優しいの?

Q5. 革って環境に悪いの?
革は、お肉を生産するときに出る皮を活用しています。
もともと出てしまうものを無駄にしないという点では、資源を大切にする素材といえます。
環境への影響は、製造方法や使い方、使用年数によっても変わります。

Q6. 皮を使わなかったらどうなるの?
使わなければ、焼却や埋め立てなどの処理が必要になります。
大量の皮を処理すると、温室効果ガスの排出や処理コストも発生します。
革は、その負担を減らし、資源を循環させる方法のひとつです。

Q7. 合成皮革のほうがエコなの?
合成皮革は石油由来の素材が多く、軽くて安価という特徴があります。
一方で、耐久性や廃棄時のことも考える必要があります。
どちらが環境にやさしいかは、使用期間や用途によって変わります。

Q8. 革製品はどれくらい使えるの?
適切にお手入れをすれば、10年以上使える製品もあります。
傷がついても修理や再仕上げができるのが革の特徴です。
長く使えることは、資源を大切にすることにもつながります。

動物のこと

Q9. 革のために動物を育てているの?
牛や豚は主に食肉を目的として飼育されています。
革は、その過程で生じる皮を活用したものです。
革だけを目的に大規模に飼育しているわけではありません。

Q10. 動物福祉は大丈夫?
近年は、動物への負担をできるだけ減らす飼育方法が広がっています。
国際基準の整備や監査制度の導入も進んでいます。
改善に向けた取り組みが続けられています。

Q11. ヴィーガン素材ってなに?
動物の皮を使わない素材のことです。
石油由来のものや、植物原料を使ったものなどがあります。
素材によって特徴や環境への影響は異なります。

Q12. 革を使うのはよくないこと?
考え方は人それぞれですが、革は生じた皮を無駄なく活用するという選択です。
命を最後まで大切にするという考え方もあります。

安全や品質

Q13. 革は安全?
日本では、有害とされる化学物質の使用は法律で制限・禁止されています。
国内で製造される革は、こうした法令を守って作られています。
さらに、「日本エコレザー認定」は、化学物質管理や製造工程について厳しい基準を設け、安全性や環境配慮を確認している制度です。
認定マークは、安全・安心を判断する目安のひとつになります。

Q14. 日本の革づくりは環境対策しているの?
製革工場では排水を処理し、法律に沿って生産しています。
水質管理や廃棄物管理など、環境負荷を減らす取り組みが行われています。

Q15. どうして革は高いの?
原料の選別からなめし、染色、仕上げまで多くの工程があります。
さらに、長く使える耐久性や修理できる価値も含まれています。
使用年数で考えると、必ずしも高すぎるとは言えません。

Q16. 革はリサイクルできるの?
まずは修理や再利用をして長く使うことが大切です。
使い終わった後は、地域の方法に従って処理されます。
焼却時にエネルギーとして活用される場合もあります。

Q17. クロムなめしは危険ではないの?
クロムなめしは、現在広く使われている加工方法です。
使用されるのは「3価クロム」という安定した形で、適切に管理されていれば安全に使用できます。
有害とされる「6価クロム」は法令で規制されています。
日本エコレザー認定などでも、安全性の確認が行われています。

Q18. 革は自然に分解されるの?
革は天然由来の素材ですが、なめしによって腐りにくく加工されています。
そのため、生の皮のようにすぐに分解することはありません。
長く使えるように作られた素材です。
最終的な処理方法によって分解のしかたは異なります。

Q19. 革はにおうの?
新品の革には、加工や仕上げによる特有のにおいを感じることがあります。
多くの場合、使用や換気によって徐々にやわらぎます。
強い刺激臭が続く場合は、風通しのよい場所で陰干しすると落ち着きます。