太鼓に使う皮

祭礼太⿎の⽼舗専⾨店である浅草の宮本卯之助商店に聞きました。太⿎は⼤別して⻑胴ながどう太⿎と桶胴おけどう太⿎の2種があり、⻑胴には⽜⽪が、桶胴には⾺⽪がよく張られます。⽜⽪は勇壮な、⾺⽪は乾いたやさしい響きに向きます。同店では昔からの製法で作られた、丈夫な⽪を⽤いています。

写真:宮本卯之助商店 ⻄浅草店ショールーム

▲ ⻑胴太⿎は、⽊材は中をくりぬき3〜4年寝かせて乾燥させ、胴の両⾯に⽪を張ります。

▲ 桶胴太⿎は前(脇)に抱えて、移動しながら細いバチで叩きます。⻑胴との組み合わせは⼼地よく祭りを盛り上げます。